ビスマスはんだ

ビスマスはんだ

ビスマスは無毒性である事から半田合金における鉛の代替材料として置換えが進んでいます。 純ビスマスの融点は271℃ですが、ビスマス添加物は合金化された殆どの材料の融点を下げます。 ビスマス化合物はまた、医療やコスメ分野で幅広く使用されています。

    特徴

    • 最もポピュラーなビスマス系鉛フリー半田は融点138℃を持つインダロイ#281(58Bi42Sn)と融点140℃を持つインダロイ#282(67Bi42Sn1Ag)です。 1%の銀の添加は合金の展性を高めます。 これらの合金はステップソルダリングに使用できます。 初期接合がSAC合金(220℃融点)で形成された後にビスマス合金を用いてソルダリングの工程が完了できます。
    • インダロイ#281、#282はスズ鉛半田に類似した優れた金属疲労性や銅溶解(銅食われ)の接合特性を持ちます。
    • ビスマスは全ての金属の中で反磁性が最も高く、熱伝導性が最も低い材料です。
    • 加えて鉛と同じように速やかに酸化せず、無毒性を保ちます。
    Bismuth

    様々な言語での”ビスマス“1

    ラテン語: Bismuthum

    チェコ語: Bismut

    クロアチア語: Bizmut

    英語: Bismuth

    フランス語: Bismuth

    ドイツ語: Wismut

    イタリア語: Bismuto

    ノルウェー語: Vismut

    ポルトガル語: Bismuto

    ロシア語: Висмуг

    スペイン語: Bismuto

    スウェーデン語: Vismut

    1 出典: EnvironmentalChemistry.com